長期休暇の寝だめは体内時計を狂わせる?GWはヘッドスパで脳の休暇を。
- sleep360br
- 4 日前
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こんにちは、Sleep 360スタッフです。
4月から新生活がスタートしてから早くも1ヶ月、皆様どのようにお過ごしですか。
東京では満開だった桜もあっという間に葉桜になり、街のあちこちで見かけた新入社員らしき格好の人々も心なしか少なくなってきたように見えます。
1ヶ月の時間を経て、少しずつ新しいシーズンの軌道に社会が乗りはじめてきたようです。
今週からゴールデンウィーク(GW)が始まっていますが、皆様はどのように過ごされますか。
今年は物価高の影響で外出を控え、自宅で過ごす予定の人が多いようです。
「ゴールデンウィークの過ごし方に関する調査」の結果によると、
ゴールデンウィークの予定は「自宅で過ごす」が全体の37.3%と最も多い傾向になっています。

しかし、平日仕事に追われ、疲れを取るため休日に長時間眠り続ける、いわゆる「寝だめ」が、体内リズムの乱れを引き起こすことが分かってきています。
これを「ソーシャル・ジェットラグ」といい、社会的制約(仕事、学校、家事など)がある平日の睡眠と、体内時計に沿った制約がない休日の睡眠の差によって引き起こされる
「平日と休日の就寝・起床リズムのズレ」を指します。
平日は会社や学校で規則正しく起きていても、休日に遅く起きてしまうとその分太陽を浴びる時間が遅くなり、体内時計が外国に旅行に来たような錯覚をするといいます。
このような時差によって、メラトニンをはじめとした神経伝達物質の分泌が乱れ、体内リズムも乱れ、日中眠くなったり、逆に眠りたい時間に全く眠くならない、という事態が発生することがあります。
当マガジンでは、昨年に5月病について取り上げておりまして、5月病の対策には良質な睡眠が不可欠で「生体リズムを整えること」が重要、という内容でした。

産業カウンセラーの渡部卓さんは、長期休暇に実践すると良いセルフコンディショニングの方法として、「4つのR」の話をあげています。
【「4つのR」とは】
(1)リラクゼーション(Relaxation)
自律神経をしっかり休め、心と体のバランスを整えること:
腹式呼吸、アロマセラピー、瞑想(めいそう)など
(2)レスト(Rest)
体をしっかり休めること:
睡眠、マッサージなど
(3)レクリエーション(Recreation)
遊ぶ、楽しむ、笑うなど心身をリフレッシュすること:
スポーツ、釣り、キャンプ、映画、カラオケなど
(4)リトリート(Retreat)
非日常に身を置き、じっくりと静養すること:
旅行、リゾート保養、森林浴など
普段、休日は体を休めるだけで1日が終わってしまうという方。ぜひこの機会に、リラクゼーションやリトリートの時間を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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<参考文献>
・物価高で外出控えるGWに 「自宅で過ごす」がトップ 民間調査 2025-04-17
・ソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ぼけ)とは?寝だめによる体内リズムの乱れ
・休みベタな管理職ほどしっかり休む ヒントは4つのR 2017-04-26
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