こんにちは、Sleep 360スタッフです。
いよいよ9月に入りましたが、まだまだ暑い日は続きますね。
暑いと、飲み物やアイスなど冷たいものを摂りたくなると思います。
ただ、冷たいものを摂り過ぎるとお腹が冷えてしまい、お腹を壊したりということもありますよね。
そして、お腹の調子が悪くなると、実は睡眠にも悪影響がでると言われています。
今回はそんな、睡眠と腸の関係について書きたいと思います。
睡眠と腸の関係とは!?
では、なぜお腹の調子が睡眠に関係しているのでしょうか?
皆さん、夜になるとだんだんと眠くなると思います。
この眠くなるのは睡眠ホルモンと言われる「メラトニン」というホルモンが働くためなのです。
そして、このメラトニンの生成には関連しているのが腸の働きなのです。
腸内環境や腸内細菌という言葉を最近ではよく耳にしますが、この腸内の働きが重要なのです。
食事などでタンパク質を摂った際に、腸内細菌によってタンパク質が分解、合成されてトリプトファンというアミノ酸が作り出されます。
このトリプトファンがセロトニンという物質の原料になり、セロトニンが作られ、セロトニンがメラトニンとなります。
そのため、腸内環境が崩れていると、タンパク質をとってもうまくトリプトファンが作られず、結果的にメラトニンが生成されづらくなるため、夜になっても眠くならない、なかなか寝付けない、といったような症状につながると考えられています。
腸が悪いと幸せも感じづらい!?
腸が悪いと幸せを感じづらいとはどういうことだ!?と思った方もいらっしゃるかと思います。
腸が悪いと、単純に好きなものを食べられなかったり、上記のように睡眠に悪い影響を与えている場合はそれによってもストレスを感じてしまうと思います。
ただ、それだけではなく、先ほどメラトニンの生成の過程にセロトニンが作られると言うお話をしました。
実は、このセロトニンは幸せホルモンと言われており、心の安定をもたらす作用があります。
実際、セロトニンの不足はうつ病の発症とも相関関係にあるといわれていますので心に影響を与える可能性があるのです。
こういった点からも腸内環境を整えることは大事だということがわかるかと思います。
腸内環境を整えるにはどうすればよい??
腸内環境を整える方法は色々なところで紹介されていますので、今更こちらで紹介するようなことではありませんが、主な方法をピックアップさせていただきます。
乳酸菌を摂取
言わずもがなですが、腸内環境を良くする善玉菌である乳酸菌を直接摂取することです。
オリゴ糖と食物繊維の摂取
オリゴ糖や食物繊維は、乳酸菌が働きやすい環境に整えてくれます。
適度な運動
実際に体を動かすことで、体の振動や筋肉の動きが腸内の働きをサポートします。
十分な睡眠
腸内環境が睡眠に影響を与えるように、十分な睡眠が腸内環境を整えるので相互に関係しています。
1日3食バランスよく食べる
食事が偏ると悪玉菌が増える原因になるため、3食の中で肉や野菜・果物・乳製品などバランスよく食べることが大事です。
まとめ
今回は睡眠と腸の関係について書かせていただきました。
お腹の調子が悪いと、単純にストレスを感じますし、体調もあまり良くないと感じることが多いですが、さらに睡眠にまで影響を与え、それによりまたさらにお腹の調子が悪くなる、という負のサイクルに陥ってしまいます。
しかし、逆にお腹の調子が良いと、睡眠の質も良くなり、さらにお腹の調子も良くなるというプラスのサイクルに入るので、ぜひ普段から意識したいものですね。
ぜひお腹の調子と睡眠の質、両方高めて、活力に満ちた生活を送っていきましょう。
<参考資料>
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