あなたはショートスリーパー?ロングスリーパー?|理想の睡眠時間について
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- 12 分前
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こんにちは、Sleep 360スタッフです。
忙しい日々を送る中で、朝スッキリ起きられることは少ない方や、睡眠時間が短いなと感じる方もいると思います。
そのような時に、「どのくらい寝たら十分なのか?」と気になることはありませんか。
実は、人それぞれ必要な睡眠時間は異なり、遺伝的背景や生活習慣、年齢などによって大きく左右されます。
睡眠時間が4時間でも十分な人がいる一方で、9時間以上の睡眠が必要な方もいます。
この記事では、「ショートスリーパー」や「ロングスリーパー」、「必要な睡眠時間」について紹介します。
ショートスリーパーとは?
一般的には7〜9時間の睡眠時間が推奨されていますが、ショートスリーパーは4〜6時間程度の睡眠で十分な休息が得られる人です。
ショートスリーパーは短い睡眠時間にもかかわらず日中の集中力や作業効率、生活の質に大きな影響を及ぼさないことが特徴です。
深い睡眠(ノンレム睡眠)の割合が高い場合が多く、短時間で体や脳の修復プロセスが進むと考えられています。
近年の研究では、遺伝子の変異がショートスリーパーの特徴に関与していると指摘されています。
ショートスリーパーは「10万人に4人」程度と言われていて、無理に短い睡眠時間を目指すことは推奨されていないです。
ロングスリーパーとは?

一方で、ロングスリーパーは一般的な睡眠時間よりも長い睡眠が必要な人を指します。
具体的には、9時間以上の睡眠が必要と感じる人々が該当し、十分な睡眠を取らなければ日中に疲労感や集中力の低下を感じることが多いです。
ロングスリーパーに関しても遺伝的な要因が影響していると考えられていますが、過眠症のような睡眠障害の影響で睡眠時間が長くなることもあります。
体内の修復や回復に他の人よりも多くの時間を要し、睡眠が長く必要になったりすると考えられており、日本国内では、5〜10%ほどいるとされています。
自分に必要な睡眠時間は?
睡眠や睡眠を含めた生活サイクルは特殊なケースを除いては遺伝子の影響が大きいことがわかっています。
そのため、ショートスリーパーではない人がショートスリーパーになることは難しいです。
日中に十分なパフォーマンスを維持するためには必要な睡眠時間をしっかりとる必要があります。
睡眠時間が短い場合は、足りない分が蓄積されていきます。これを睡眠負債といいます。
仕事がない日の睡眠時間が、仕事がある日よりも多い場合は睡眠負債がたまっていると考えられます。
休日に長めの睡眠をとるだけでは、睡眠負債が解消されないこともあるので注意が必要です。
睡眠負債がたまっている人は、仕事がある日の睡眠時間を長くして、毎日同じくらいの睡眠時間にすることがおすすめです。
睡眠負債がたまっていくと様々な悪影響が出てくることがわかっています。
認知機能やパフォーマンスの低下

慢性的な睡眠不足は、思考力や集中力、記憶力、注意力、活力などを低下させ、学業や仕事の効率が落ちると考えられています。
その結果、ミスやヒューマンエラーを起こしやすくなり、事故リスクも上昇します。
免疫機能の低下
睡眠不足は免疫力を低下させることがわかっており、感染症にかかりやすくなります。
そのほかにも、生活習慣病のリスク上昇やホルモンバランスの乱れが起こると考えられています。
最後に
今回は、「ショートスリーパー」「ロングスリーパー」「睡眠負債」などを紹介しました。
睡眠は遺伝子による影響も大きいので、自分に合った睡眠が大切です。
Sleep 360 では、睡眠の質を向上させることを目的としたドライヘッドスパサービスを提供しています。
ご興味がある方は、こちらからご予約いただければ幸いです。
参考文献
He, Y., et al. (2009). "The role of a DEC2 gene mutation in natural short sleep phenotypes." Science.
Cappuccio, F. P., et al. (2010). "Sleep duration and all-cause mortality: a systematic review and meta-analysis of prospective studies." Sleep.
『ビジネスに活かす「睡眠資格」スリーププランナー』 一般社団法人ブレインヘルスラボ、2023年
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