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無呼吸症候群とは?肥満がもたらす睡眠障害


こんにちは。

Sleep360スタッフです。


以下のグラフや表によると、日本人の平均睡眠時間は世界各国と比較して短く、日中に眠気を感じる人も多いそうです。


今回は、日中の強い眠気や疲労感を感じる原因の1つとして考えられる睡眠時無呼吸症候群について紹介します。



 



睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群についてはテレビなどでも扱われることがあり、知っている方もいるかもしれませんが、簡単に説明します。


睡眠時無呼吸症候群とは、

肥満などが影響する睡眠の病気であり、眠っている時の呼吸の間隔が開いたり、呼吸が不規則になったりする症状を指します。睡眠時無呼吸症候群の人は、日本では数百万人いると言われております。


睡眠時無呼吸症候群は、無呼吸の間は呼吸が完全に止まっており、寝ている間も体が休まりづらいです。そのため、日中の強い眠気や疲労感に繋がります。また、血圧の異常や脳機能の低下などの問題が生じます。


また、こちらの研究では、睡眠時無呼吸症候群により体がDNAレベルで老けていくことがわかっております。


この睡眠障害を解決する方法は、鼻から空気を送る治療を行う方法もありますが、肥満の方は、痩せるだけで改善することがあります。


また、睡眠時無呼吸症候群以外の睡眠に問題を抱える人も痩せることで睡眠の質が上がることもわかっています。



脂肪の減少が睡眠の質の向上につながる

ジョンズ・ホプキンス大学メディカルスクールの研究者たちが行った研究で、

睡眠時無呼吸症候群などの睡眠に問題を抱える人を対象に行った実験で、監視下でトレーニングや食事制限を行い平均約7キロ、腹部の体脂肪率を15%まで落としたしたところ、睡眠の質が約20%改善したという研究があります。


体重が多すぎると内臓や神経系に過剰な負担がかかり、睡眠との関係性が高いホルモンを生成する分泌系の混乱ももたらします。


そのため、脂肪の減少がホルモンバランスを整えることに繋がることや、睡眠時に正常に呼吸できることなどに繋がり、睡眠の質が向上すると考えることができます。


睡眠の質の向上には脂肪を落とすことが大切なので、脂肪を落とす方法についても簡単に紹介します。



脂質ではなく、糖質を抑える

脂肪をため込む代表的なホルモンはインスリンと呼ばれているホルモンです。

インスリンは糖尿病と深い関係がありますが、脂肪を作るホルモンとしても知られております。

そして、インスリンが1番反応するものが糖質です。

そのため、糖質を摂りすぎず、脂質やタンパク質、食物繊維などをバランスよく摂ることが大切です。


糖質は、パンやパスタなどでんぷんが多い食品に含まれておりますが、精白糖を使ったケーキやお菓子、炭酸飲料などにも多く含まれております。


そのため、脂肪を減らすときは、糖質が多い食事ではなくバランス良い食事をしっかり3食食べることを心がけ、炭酸飲料や間食を避けることがおすすめです。



最後に

睡眠時無呼吸症候群など睡眠に問題を抱える人が、脂肪を落とすことで睡眠の質が向上するという研究があるように、体脂肪率が高い人は脂肪を落とすことで質の良い睡眠に繋がります。


そして、脂肪を落とすためには食事内容を見直す方法があり、糖質が多い食事、炭酸飲料、間食を避けて、バランスの良い食事をしっかり摂ることが大切です。


また、Sleep 360 では睡眠が良くなることを目的としたドライヘッドスパサービスを提供しております。

ご興味がある方は、こちらからご予約いただければ幸いです。



参考文献

ショーン・スティーブン『SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術』ダイヤモンド社、2017年

三島和夫『かつてないほど頭が冴える!睡眠と覚醒 最強の習慣』株式会社青春出版、2018年

柳沢正史『ニュートン超図解新書 最強に面白い睡眠』株式会社ニュートンプレス、2023年


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