こんにちは、Sleep 360スタッフです。
10月も終盤、すっかり日が暮れるのも早くなりましたね。秋の夜長をいかがお過ごしでしょうか。読書?テレビ・動画鑑賞?お散歩?

中には、暗い時間が長いから早く寝ちゃおう〜なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今までSleep Magazineでは睡眠がいかに大切なものかを発信してきましたが、今回は少し趣向を変えて、「眠りすぎるとどんな影響が身体に出てくるのか」について考えていこうと思います。
寝過ぎとは

日本睡眠学会では「寝過ぎ」とは、私たちが健康な状態の時に身体が必要としている以上に眠ること」と定義付けしています。
一般的に適切な睡眠時間は7~9時間とされていますので、9時間以上は「寝過ぎ」の目安となります。
ただし長時間睡眠を身体が欲している場合もあります。
例えば以下のような要因が考えられます。
・年齢(子供は成人と比較して長く眠る)
・疲労(身体の回復のために普通より多くの休息が必要になる。)
・睡眠不足(平日に眠れなくなると寝不足を解消するため週末に睡眠時間が長くなる。)
・体質
上記のような症状がないにも関わらず、9時間以上寝てしまう場合を、今回は「寝過ぎ」とします。
寝すぎると何が起きるか?

さて、大切と言われる睡眠ですが、寝過ぎてしまうとどのような影響が身体に出てくるのでしょうか?
・頭痛
必要以上に睡眠時間が長くなると、引き起こされる頭痛は2種類あります。
まずは「片頭痛」です。
片頭痛とは睡眠中に副交感神経が活性化した結果、頭蓋骨の中の血管が拡がって発生する頭痛のことです。
次に、「緊張型頭痛」です。緊張型頭痛の原因は「筋肉のこり」で、寝相が悪いまま長時間睡眠をとると、起きるころには筋肉が固まって血行が悪くなることから起こります。
偏頭痛の対処は冷やすこと、緊張型頭痛は身体にあった枕を選ぶことや事前に筋肉のコリをほぐしておくことなどがあげられます。
・倦怠感
「寝過ぎて今日気持ち悪い」という経験をしたことはありませんか?
筆者は若い頃はよく夕方まで寝てしまい、それだけ寝たにも関わらず起きてもスッキリしていないという経験をよくしていました。
この「気持ち悪い」という症状も「寝過ぎ」に起因しています。
人には睡眠と覚醒を調整する機能が身体に備わっていますが、睡眠の取りすぎで末梢にある臓器の働くリズムが乱れ、時差ぼけのような全身の倦怠感を生じるようになります。
これが「気持ち悪い」の正体です。
・筋肉痛
長時間同じ体勢を取り続けることになりますので、血行不良が生じ、腰・肩・首周辺の筋肉に影響をおよぼします。この結果筋肉痛を引き起こします。
最後に
本来、良い睡眠とは「リズムが保たれている」ことが大切です。
つまり寝る時間/起きる時間が一定であることが理想的なのです。
また体質にも左右されますが、短眠もよくはないですし、反対に「寝過ぎ」も良くありません。
もし、ついつい秋の夜長だからと言って、寝過ぎてしまう日が続いている場合、身体にちょっとした不具合が生じている可能性があります。
先に述べたような寝すぎて、同じ体勢を取り続けたことによって引き起こされた頭痛や筋肉痛は、ヘッドスパによる筋肉の揉みほぐし、血行促進で和らげることが期待できます。
Sleep 360は睡眠を360度全方位からサポートします。睡眠不足だけでなく睡眠に関するお悩みをお抱えの方はこちらからご予約ください。
それでは次回Sleep Magazineでお会いしましょう。
<参考文献>
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