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夏バテ回復には自律神経がカギ!原因と3つの対処法



こんにちは。

Sleep360スタッフです。


9月に入りましたが、残暑が厳しい日が続きますね。夏バテで疲れが溜まっている人も多いのではないでしょうか。私も疲れやすさや体の重たさ、日中の眠気を感じることが増えてきました。

そもそも、夏バテとはどのような状態のことを指すのかご存じでしょうか?夏バテの原因にも触れながら夏バテの対処法を3つご紹介していきます。


夏バテとは?熱中症との違い


夏バテとは、「夏の高温多湿の気候によって自律神経バランスが乱れ、疲労感、倦怠感、食欲不振、睡眠障害などの体の不調が現れる状態をいいます。」

夏は屋内と屋外の気温差が激しく、体温調整を行う自律神経が乱れやすくなります。自律神経の乱れによって疲労を感じ、いわゆる夏バテの症状が生じます。


一方で、熱中症とは「発汗による脱水症状や体温の上昇によって引き起こされる症状です。」

夏バテとは原因や症状が異なりますが、関連があるそうです。夏バテの状態では、自律神経の乱れや栄養不足などで体温調整の機能が低下し、熱中症を引き起こしやすくなるのです。



夏バテの原因と症状


夏バテの原因として、室外と室内の急激な温度変化による自律神経の乱れ、汗をかくことによるミネラルや水分の不足、熱帯夜の睡眠不足、冷たい食事による胃腸への負担などが考えられています。


また、症状としては、熱っぽさや立ちくらみ、イライラ感、全身の倦怠感、疲労感、食欲不振、下痢や便秘などが挙げられます。他にも、汗が減ったり、筋肉が痙攣しやすくなったり、熱中症の手前であることも多く注意が必要です。


夏バテの症状に立ちくらみやイライラ感、便秘なども含まれることを意外だと感じた方もいるかもしれません。気づかないうちに夏バテになっていた可能性もありますね。

夏の疲れは夏のうちに解消して、すっきりと秋を迎えましょう。


それでは、原因ごとに具体的な夏バテの対処法を3つ紹介していきます。



対処法1 適切な水分補給と栄養摂取


対処法1-① 適切な水分補給


すでに汗をかいたら水分補給をすることを、意識的に実践されている方も多いと思います。実際に、不足した水分やミネラルの補給はとても大切ですが、摂り方にもポイントがあります。どのような水分摂取の方法であれば適切な夏バテ対策になるのでしょうか。


航空自衛隊航空医学実験隊の論文では、「活動中の水分補給は、常温の飲料を数回に分割(チビ飲み)、低張性スポーツドリンクが推奨され、700ml/h 未満で行うべきである。」との記載があります。冷たい飲み物は、気温が高い中で運動をして体温が上昇している時は効率的に冷やしてくれますが、一方で自律神経への悪影響を与える可能性があります。日常生活の範囲では常温で水分をとることが良いでしょう。


また、「発汗時に水分を自由に摂取させても、発汗量より飲水量の方が少ないことが明らかになっている」と記載されています。汗をかいた後は、飲水だけでは水分が不足しやすいため、水分を多く含むスイカやキウイフルーツなどを間食にとるなどして、食事からも水分補給を意識してみましょう。



対処法1-② 適切な栄養摂取


栄養面では、暑さで食欲が低下しやすいため栄養が不足しがちです。特に夏場はそうめんなどの麺類だけで済ませる人が増えるのではないかと思います。食欲がない中でも栄養素を増やす手段として、麺類を食べるときには、トッピングの工夫がオススメです。例えば、たまごや肉などを乗せタンパク質を追加したり、ワカメやゴマなど手軽に使える乾物でミネラルを加えたり、しょうがやみょうがなどの薬味で食欲を増進させると良いでしょう。




対処法2 自律神経を整える


夏の暑い屋外と冷房の効いた室内の出入りでは、体温を調節するために自律神経が酷使され続けた状態になります。自律神経が疲れた状態でも生命維持に必要な交感神経は常に働くため、副交感神経に対し交感神経が優位となりやすいです。疲労の回復を進める副交感神経がうまく機能しなくなることで、疲労の蓄積がおこり夏バテにつながると考えられます。


予防策としては、屋外に出るときはクールアイテムを使い首元を冷やすことや、冷房が効いた部屋では上着やひざかけを使うことで急激な体温変動を抑えることが挙げられます。

また乱れてしまった自律神経を整えるために対処法として、深呼吸を行うことで副交感神経を優位にしたり、マッサージでリラックス状態をつくることで身体を休ませてあげることも大切です。


対処法3 質の良い睡眠をとる


日本経済新聞の記事では、「疲労回復を左右する最大の要素は「睡眠の質」です。夏バテについても同じで、夏バテを予防・解消する最良の手段は「質の良い睡眠を十分にとること」に尽きます。」との記載があります。


しかし、夏は熱帯夜の寝苦しさからゆっくりと睡眠がとりにくい季節でもあります。夏の眠りを良くする工夫については、こちらの記事を参照ください


日頃の睡眠で体力を回復しきれない時は、昼寝の時間を取り入れることやリラクゼーション専門店の力を借りるのも良いでしょう。ドライヘッドスパが睡眠の質向上に繋がる理由について取り上げた記事もありますので、ご興味のある方はこちらを参考にしてください。




最後に

こちらの記事では3つの夏バテ対処法をご紹介してきました。さっそく日々の生活に取り入れて、夏バテを解消していきましょう。


Sleep 360では自律神経を整え睡眠の質を高めるドライヘッドスパを提供しています。疲れや寝不足など少しでも夏バテの症状を感じた際はお気軽にご利用ください。ご興味がある方は、こちらからご予約いただければ幸いです。



参考文献


・KOWA Happiness Direct"【医師監修】夏バテと熱中症との違いは原因や症状の違い!ふたつの関係性を知り予防策と暑さ対策を万全に”、2024


・株式会社富士薬品、”暮らしのお役に立つ健康情報”


・熱中症講習会資料編集委員会、”保健指導のあり方 地域における取組み” 、2014


・Jstage、”バランスの取れた熱中症及び夏バテの予防法の提案”、髙田邦夫、2023


・Jstage、”食事・栄養と運動による熱中症の予防” 髙橋圭、関豪、2022


・日本経済新聞 NIKKEI STYLE(健康・医療)、”夏バテの3大要因「暑さ」「寒暖差」と何?”、2017


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